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お知らせ・レッスン情報
フェルデンクライスについて

フェルデンクライス メソッドとはどんなものなのか。
このメソッドはとても深い、深い、学習の過程を踏んでゆきます。
私達自身もその意味を日々考えているところです。
少し難しい言葉も含みますが、少しでもこのメソッドのイメージが広がるよう、できるだけわかりやすくご説明いたします。

 

フェルデンクライス メソッドとは何か

フェルデンクライス メソッドでは何をするのか

フェルデンクライス メソッドで得られるもの

創始者とメソッドの成り立ちについて

 

フェルデンクライス メソッドとは何か

  モーシェ・フェルデンクライスによって創出された、メソッドです。

私たちは環境(社会)に対して、順応する性質があるのですが、それが故に、自己の神経システムの発達を歪めてしまったり、可能性を制限してしまうことがあります。

フェルデンクライス メソッドでは、そのような特性を持つ私たちに対して、不必要な制限を手放し、その人自身の持つ可能性を十分に広げ、成熟していくための学びの場、機会を提供します。

そのツールとして、身体の動きを用います。

動きを通して、習慣的になっている動作や動作のイメージの中で忘れ去られていたり、無視されている動きや身体の部分を、人の行動の中に取り戻していきます。
そうすることで、より機能的な自分自身へと変化していきます。

また、おもしろいことに、フェルデンクライス メソッドでは、身体の機能の改善そのものを必ずしも目的とはしていません。

それは、身体の機能の改善は、その人全体の神経システムの変化により起こるからです。
つまり、感覚や感情、思考、または大切な何かの気づきや環境とのやりとりなど、より広い範囲のその人自身の自己組織化、自己調節に基づいて、身体の機能の改善は起こります。

したがって、身体の機能の獲得それ自体よりも、そこに至るプロセスのひとつひとつが、人がよりその人らしく、力強く、社会の中でのびのびと動くために大切なのです。

そのような、人としての成熟のための学習のプロセスを用意しているのが、フェルデンクライスメソッドです。
フェルデンクライス メソッドでは何をするのか top_button
 
 

フェルデンクライス メソッドでは何をするのか

  ATM (Awareness Through Movement:動きを通しての気づき)
FI(Functional Integration:機能の統合)
というふたつの形によって行われます。

ATM (Awareness Through Movement:動きを通しての気づき)

主としてグループを対象にして行われます。
言葉で指示された一連の動きを、自ら行っていきます。
言葉の指示で動くので、見本の動きというものがありません。
見本がありませんので、正しい動き、間違った動きというものもありません。
迷子にならないように、どこに注意を向けたらよいのか、何に気をつけたらよいのか、プラクティショナーがその都度、言葉をかけていきます。
その中で、自由に、動きを探していきます。

動きを繰り返していく中で、自分の習慣的な動きや、考え方、感情の様子などに出会うこともあります。自分との関係を深めながら、新しい可能性を見つけていきます。

動き自体は、シンプルなものから複雑なものなどありますが、人の持っている基本的な機能からつくられた動きですので、どなたでも行うことができます。

FI(Functional Integration:機能の統合)

個人レッスンで行われます。
プラクティショナーの柔らかな、押しつけのないタッチにより、動きを導いていきます。
クライアントの希望や、会話の中からテーマをみつけ、レッスンを構成していきます。

医療的な治療や整体のように正しい動きを身につけることとは異なります。

その人の全体がつながりを持ち、統合されることにより、クライアント自らの中に快適な機能や可能性を見つけることとなります。

ATMレッスンと比べ、より早くダイレクトな変化を生むことができます。
フェルデンクライス メソッドで得られるもの top_button
 
 

フェルデンクライス メソッドで得られるもの

 
このメソッドの特徴は、その人それぞれにとって、とても大切な気づきや変化が得られる、ということです。

例を挙げると、動きやすくなる、体が楽になる、痛みが軽くなる、感覚が鋭敏になる、気持ちが落ち着く、頭がすっきりする、よく眠れる、自分に自信を持てる、人とのコミュニケーションがとりやすくなる・・・。

その例ははかりしれないほどあります。

なぜ、そのような効果が得られるか。
それは、レッスンにより、自分自身とより良い関係を持つことができ、身体や神経システムが機能的に統合されるからです。
そして、今自分が何をしているのかに気づき、不必要な習慣や制限を手放し、その人の本来持つ機能を存分に発揮できるようになるからです。
創始者とメソッドの成り立ちについて top_button
 
 

創始者とメソッドの成り立ちについて

  モーシェ・フェルデンクライス博士(1904-1984)
ウクライナ出身。物理学者でもあり、日本柔道の創始者・嘉納治五郎氏との交流を持った西欧人初の柔道黒帯保持者としてヨーロッパに柔道を広めたひとりでもあります。

物理学についてはフランスのソルボンヌ大学で博士号を取得し、物理学博士としてノーベル物理学者ジュリオ・キューリーの研究所に勤務していました。

物理学はもとより、神経学・解剖学・生体力学・精神医学・心理学・言語学・そして人間の動きの発達についての分野について深く学んでいました。

このメソッドが生まれたきっかけは、自らの膝の大怪我でした。 一向に治る兆しがないどころか「手術によって膝が治る可能性は低い。失敗すれば二度と歩けなくなる可能性が高い」という医者の言葉に対し、手術を受けないことを決断。自らで治療法を探ることとなりました。

彼の膨大で広範囲にわたる知識と、好奇心旺盛な探究心は身体の深い領域まで及ぶこととなり、柔道で学んだ身体機能の知恵も助けとなって、ついに膝の怪我を克服して歩けるようになったのです。

この自らの経験を基に、脳と神経システムの自然な力を活用することによって体を改善する方法を開発したのです。1940年代には現在のメソッドとして確かなものとなりました。

それは、痛みや苦痛を治し、神経的な病気をも軽減させるほどの身体機能の改善への優れた方法であり、彼のもとには世界中から体に問題を抱えている人ばかりでなく、音楽家やスポーツ選手、ダンサー、その他あらゆる分野の人々が訪れるようになりました。

その後、精力的に各地でワークショップを行い、その反響はますます大きくなりました。
そして、モーシェが1984年に80歳で亡くなる前、彼の仕事が継続して広められてゆくためにプラクティショナーを養成しました。
彼の死後もさらに新しいプラクティショナーが養成され、認定されています。
 
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